胆石症|山下消化器内科|吹田市の胃腸内科・内視鏡内科

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胆石症

胆石症|山下消化器内科|吹田市の胃腸内科・内視鏡内科

胆石症とは

胆道系(胆嚢や胆管)に形成された石であり、痛みや胆道感染の原因になります。
コレステロール系結石がもっとも多く、肝臓で生成されたコレステロールの過飽和の異常胆汁から、コレステロール結晶が胆嚢内に析出し、胆石に成長します。
本邦成人全体での保有率は約5%で、肥満体型、糖尿病、脂質異常症、40歳以上で多いとされています。

胆石症の症状は?

胆嚢結石の場合、多くは無症状です。胆石が胆嚢の出口付近にはまり込むと、発作的な激痛(胆石疝痛発作)が生じます。はまり込んだ石が動かずに、胆嚢内に胆汁が鬱滞しますと細菌が感染しやすくなり、その結果、胆嚢内に膿がたまり胆嚢炎になります。胆嚢炎では持続的な痛み、発熱、黄疸が見られるようになります。また胆嚢結石が総胆管に落下して閉塞しますと、閉塞性黄疸となり、感染(胆管炎や敗血症)のリスクが高まりますので、早急な処置が必要とされることがあります。

胆石症の検査は?

負担の少ない検査として腹部超音波検査が有用です。特に胆嚢結石は90%以上の検出率があります。また胆嚢腫大や総胆管結石を指摘できることがあります。さらに、病院クラスではCTやMRI(MRCP)検査を行います。

胆石症の治療は?

無症状の胆嚢結石症は経過観察をすることが多いですが、疝痛発作を繰り返す方や、胆嚢炎を併発された方は、外科的に胆嚢摘出術を行います。一方、総胆管結石の場合は症状の有無にかかわらず内視鏡的に結石を除去します。
無症状の胆嚢結石保有者において、日常生活で気をつけることとしましては、脂肪の多い揚げ物などの多量摂取を控える、コレステロールの多い肉、イカやエビを控えるなどが挙げられます。
食べ過ぎや過労の後に発作が生じやすいとも言われていますので、胆石持ちの方は過食を避け、規則正しい生活が望まれます。